Specialスペシャル

また、キャラクターソングシリーズがスタートしました。

茅野モカさんの誕生日をイメージした曲という事でしたが、「3月の扉」という曲が成長することの寂しさと春の温かさみたいなことを歌ったもので、もう一曲の「ホットホワイトデリバリー♪」がホワイトデーの曲だったので、『ごちうさ』はイベント事を曲にすることが多いんだなって思いながら歌わせて頂きました。

前回のリゼは2月リリースだったので冬っぽい曲があったんですけど、このシリーズは誕生日発売なので、その季節に合った曲になっているんですよ。

茅野（そうですね。）両曲とも、まだ肌寒い季節に少し温かい気持ちになってもらえるような曲ですね。『ごちうさ』は、バレンタインに何かを配ったり、カフェの話だからサービス精神に長けた何かがありますよね（笑）。今回もテーマが盛りだくさんで、『ごちうさ』らしいなと思いました。

サービス精神で言うと、『ごちうさ』は、キャラクターの誕生日を大切にしていますよね。

茅野前もパンで出来たすごいケーキを用意してくださったりしたんですよ(2018年3月13日）！　すごい出来で驚きましたけど、やっぱりスタッフさんたちもみんなイベント好きですよね（笑）。ホントにかわいく作っていただきました。でも、ココアも驚かせたりお祝いしたりするのが好きな子だから、キャラクターが作ってくれたとしても違和感がないじゃないですか。そういうものを毎回用意してお祝いしてくれることは、すごくありがたいです。

ちなみに、誕生日にモカにしてあげたいことはありますか？

茅野どうしよう～。パン屋巡りかなぁ。私もパンは好きで、お気に入りのお店がいくつかあるので、そこに連れていきたいです。あと、クリスマスにパネットーネという大きなパンを食べたんですよ。保存期間が長いという特徴があるパンで、いつ食べてもふわふわなんですけど、そういうのをモカさんの誕生日まで、ちょっとずつ一緒に食べ続けるというのもやってみたいですね。でも、クリスマス特有のお菓子みたいなので、普段はあまりなさそうなんですけど…。結構レーズンだったり、オレンジピールだったりが入っているので、普通はパネットーネに入れないようなものを入れて、当たり！みたいなサプライズをやってみたいですね（笑）。

曲について聞いていきたいのですが、「3月の扉」はいかがでしたか？

茅野やはりココアをイメージしましたけど、歌っているときはいつものメンバーの成長していく姿がひとりずつ浮かんで、最後にココアというイメージがありました。しかも最後の歌詞の〈おめでとう?　最後は笑顔で〉にはハートが付いているんですよ。ここはちょっとニュアンスを付けたいですねっていうお話をしながら録っていました。気持ちに寄り添える歌詞だったので、ちょっと涙が出ちゃうけど、笑顔でみんなをギュッとしているモカさんが想像できる曲になったと思います。

すごく感情的なニュアンスをいっぱい入れても歌えそうですが。

茅野でも、どちらかと言うと歌としてしっかり歌うことをメインに置いて歌いました。セリフっぽく歌う曲もありますけど、この曲はしっかりとしっとり歌い上げる方向性の歌だったので、モカさんの嬉しい気持ちと寂しい気持ちをずっと噛み締めながら、そして最後の歌詞でほんのちょっとだけ、セリフっぽさを乗せて歌う感じでした。

「ホットホワイトデリバリー♪」はいかがですか？

茅野最初に録った「おいしいパンの作り方」を思い出すような曲調だったんですけど、普段の元気で明るいモカさんを、この曲でやらせてもらう感じでした。〈（うきうきわくわく♪）〉とか〈ふふ?ほっぺがゆるりららん〉とかは楽しくて、ニュアンスを入れるのが面白かったですね。あと、パンは絶対なんだなと思いました（笑）。

本日の収録はいかがでしたか？

茅野単純に録る分量が多かったというのはありますけど、個人的には歌いやすいリズムでした。でも怒涛に〈ハッピーバースデイ〉というサビがやってくるので、あまり疲れないように気をつけようと思って歌いました。最後のほうで息切れしながら誕生日を祝っているみたいに思われないようにしたかったので（笑）。ただ、これはいつも思うんですけど、どんなに想いを込めても、歌にすると意外と伝わらない。こんなに笑顔で歌ってるのに、この笑顔のニュアンスが乗ってない！って思うことがあるので、キャラソンは毎回本当に難しいんです。でも、『ごちうさ』のレコーディングは、お任せしていただくことが多いので、いろんな挑戦ができて、こういうふうに歌ったらこのくらいの笑顔の感じが伝わるのか、とかも知れますし、昔よりは、モカさんの感じを歌に乗せられるようになった気はしています。今回のレコーディングも、うまく乗ってくれたなと、さっき録ったものを聴いて思いました。

歌詞で気になったところはありますか？

茅野〈スキです〉とかは、あまり言ったことがないし、モカさんなら誰に向けてなんだろうと想像するのも楽しかったです。ただ、この曲って対象が決まっているわけではないんですよね。〈何本ロウソク立てたらいいかな〉というのも、ニクいな～って思うんですよ。聴く人が自分に向けて歌ってくれてると取ってくれてもいいですし、もちろんココアに向けて歌っていると取ってもらうこともできる。ラビットハウスのみんなに向けて歌っていると思ってくれてもいい。どんな捉え方もできるバースデイソングなので、ずっとずっと誕生日になったら聴きたくなる曲になるんじゃないかなと思いました。おじいちゃんおばあちゃんになっても聴き続けられる曲だと思います！

では最後に、『ごちうさ』ファンへメッセージをお願いします。

茅野キャラソンのリレーは12月まで、まるっと1年続くので、これまで皆さんにお祝いしてもらったのを、お返しする1年になるのかなと思っています。今後はOVAなど、皆さんにとって嬉しい情報ばかりだと思いますし、『ごちうさ』は止まることを知らないコンテンツだと思うので、常に楽しいを提供していけるように、私もモカさんとして精一杯やらせていただきたいと思っているので、これからも変わらぬ応援を、よろしくお願いします。