10月27日(日)発売
「ご注文はうさぎですか？？
バースデイソングシリーズ07
青山ブルーマウンテン（ＣＶ．早見沙織）」
レコーディングレポート公開♪
バースデイソングシリーズが始まると聞いたときは、どう思いましたか？
早見確かに誕生日ってお祝いしたくなるもんなって思いました。それに『ごちうさ』は誕生日を大事にしてますもんね。
スタッフの誕生日に対する思いは強いですからね…。
早見スタッフさんの『ごちうさ』愛は、初期からたっぷり感じております（笑）。アフレコ以外でも、お誕生日ケーキもそうですし、そもそもお誕生日にひとりひとりのシングルを作ってくださるって、普通は思い付かないじゃないですか。キャラクターのことをしっかり見てくださっているからだなと思います。
早見さんなら青山さんの誕生日に何をしてあげたいですか？
早見いろんな案があるんですよね…。公園のテラス席でゆったりお茶を飲みながら、サプライズでボタニカルなケーキとかを用意して……。
ボタニカルなケーキって、どんなものですか？
早見健康に良さそうなケーキ（笑）？ それをハーブティーと一緒に。
緑は落ち着きますしね。
早見その時期に青山さんが締め切りに追われている可能性もあるので、大変な青山さんに息抜きサプライズみたいな感じでケーキを持っていきたいですよね。あとはみんなと楽しそうにしている姿も印象的なので、みんなにお祝いしてもらう誕生日というのも、青山さんは嬉しいんじゃないかなって思います。
早見さんは「ハピハピ♪バースデイソング」を相当前に録っていましたよね？
早見それこそ今年に入ってすぐとか、そのくらい前に録った気がします。この曲は、ただただ楽しく、おめでたいことだからしあわせな気持ちで、青山さん的にも普段より楽しさを一段階上げたような感じでした。
青山さんでの一段の上げ下げって、すごく小さい範囲ですよね？
早見すごく絶妙なんですよ。ギャーってなるタイプではないですから、歌は気持ち楽しく歌って、間奏のところに入る掛け声とかを楽しそうにしたりしました。
あまりテンションは変わらないですけど、青山さんはいつもすごく楽しそうですから。
早見たぶん楽しいこととか、催し事がすごく好きなんですよね。釣られてやってくるタイプだと思うんですけど、そういうところへ関心がある具合は意識しました。
歌詞で印象的なフレーズはありましたか？
早見〈ねえいっしょに ハピハピしましょう！〉と、フー！フー！の掛け声はすごく覚えてます。ハピハピが個人的に『ごちうさ』っぽい言い回しで、“心ぴょんぴょん”に通じる、“いっしょに ハピハピ”でした。ニュアンスも歌詞に込めた気がしてて、青山さんがそれこそしゃべってる感じで、歌なんだけどセリフっぽくすることは意識したりはしたかなぁと。
カップリングは今回、趣向を変えまして、2曲とも辻純更さんによる作詞なのですが、目線が違うんですよね。
早見これまで小説の話や物語調の曲が多い印象でしたけど、今回は「マワールエスポワール」と「メランコリアフタヌーン」に繋がりがあるんですよね。冒頭の〈（ラランル まわる くるんる グランルー）〉という歌詞も同じですし、テーマが観覧車というところも一緒で、青山さんの主観で見ているものか、俯瞰で見ているものかなので、視点が違うというのは、藤平音楽プロデューサーがおっしゃってました。
本日は「メランコリアフタヌーン」の収録でしたが、こちらは俯瞰というかゴンドラ目線の曲ということでした。
早見アンニュイな感じでまったり歌ってて、本当にのんびりした気持ちになりました。観覧車が回ってる速度くらいのイメージで静かに歌いましたね。そよ風吹いてそうだなぁ～みたいな。青山さんは張り上げる感じでは歌わないんですけど、いつもより優しく、まろやかな感じは意識しました。
難しさはありました？
早見わりと曲に大きな起伏がないんです。柔らかく凪いでる感じなので、どこに波を持ってこようかなと思いました。同じ感じ過ぎても聴いてて単調になっちゃうと思ったので、少しニュアンスを入れることは考えました。
サビというよりはCメロって言いたくなるような、まさに凪いでる感じの曲だと思いました。
早見そうなんですよ。楽器も薄めで声も際立ってくるのでニュアンスは付け過ぎても濃い味になっちゃうと思ったので、緩急を考えて、出すところは出して、ほかは薄めに付けるという感じでした。
「マワールエスポワール」はいかがでした？
早見タイトルの雰囲気も似てますよね？ ちょっとウキウキするところもありましたし、青山さんからの視点という話は聞いていたので、視点の違いは結構感じていただけるかなと思っています。「メランコリアフタヌーン」はゴンドラでありつつ、その中から見てる青山さんの視点とも捉えられるんですけど、こちらは青山さんの素敵感がよく出てるのかなと思います。あと、ハミングのところは、いろいろと試しながら何パターンも録ったんです。音符の長さだけ伸ばすと歌っぽくなっちゃうので、もっと青山さんが本当にハミングをしているっぽくしたいということで、音符の長さよりもパッと切ったりして歌いましたね。でも、小説家さんだけあって、いつも洗練された文章……歌詞が多いんですよね。独特の言い回しだったり、ちょっとおしゃれな言葉選びだったりの特徴は、青山さんの歌詞にはある気がします。
でもこの曲は季節曲ではありますけど、いつ聴いても合うような感じがするんです。それこそ夏の暑い日に聴きながらミントティーでも飲みたいみたいな（笑）。春とかに聴いてもいいなと思います。
では最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
早見いつも応援していただきありがとうございます。OVA『ご注文はうさぎですか？？ ～Sing For You～』でほっこりした気持ちになった次はいよいよ3期がやってきます！ いやぁ、でも嬉しみですね！ 足掛け何年っていう長い時間、みんなで一緒に『ごちうさ』を形作ってきたので、もうみんながしゃべってる様子が脳内で容易に想像できるんです。青山さん以外のキャラクターたちも、絵や音がなくても勝手に再生されるくらい、私の中でメンバーの声と表現が染み付いているんですけど、きっとそんな私の想像以上に楽しい3期になるんじゃないかなと思っています。いつもの『ごちうさ』より、よりパワーアップした3期を楽しみにしていてください！
