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ご注文はうさぎですか?TVアニメ第2期

ご注文はうさぎですか?TVアニメ第1期

『ご注文はうさぎですか?』TVシリーズ放送開始から5周年を記念して『ご注文はうさぎですか?』シリーズの楽曲を毎日一曲ずつ振り返りながらご紹介!!

No.197「ピポパポPeople!」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
CLOCKWORK RABBIT(佐倉綾音・水瀬いのり・種田梨沙・佐藤聡美・内田真礼)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • 『CLOCKWORK RABBIT』のBGMをPandaBoYさん(編曲)に作っていただいていたのですが、あくまでリミックスという発注で、既に曲が存在していたため、新曲のテーマを決めるのには悩みましたが、シンプルに『CLOCKWORK RABBIT』がもしアニメ化したらというシチュエーションでのOP曲にとイメージしました。
    加えて、実はこの曲で初めての制作進行の方法を取っています。というのは、皆さんには完成形となり全く気付かない点ではあるのですが、まだ曲も無い中でアレンジのみPandaBoYさんという指定をしたことです。 なので、作詞と作曲を同時に制作していくのが面白くなるかもと考えて、やしきんさん(作詞・曲)に依頼しました。
    最後サビの「どこにいても~未来のわたしへ」までの流れが、こんな物語のアニメだったのかな、と想像力を掻き立てられる歌詞がすごく心地良く、近未来の設定をきちんと押さえながらの優しい歌詞にも注目! デモはシンプルにスイングのリズムが目立った曲だったのですが、タイトルにもあるピポパポという名にふさわしい効果音や、スイングも活かしつつの軽快なアレンジに仕上げたPandaBoYさん(編曲)との、ごちうさ愛に溢れるお二人だからこその1曲としても楽しんでいただければ嬉しいです。
  • ●ライター塚越氏
  • 2019年のエイプリルフール企画『CLOCKWORK RABBIT』から、CLOCKWORK RABBITの5人による「ピポパポPeople!」。この曲に、なぜか「ときめきポポロン♪」みを感じてしまうのは私だけでしょうか。
    企画がゲームの世界観だったので、アレンジもピコピコしていて、レトロゲーム感があってかわいい。『ごちうさ』の世界観って、みんなが同じ場所に集まって何かをすることで感じる温かみとかが良かったりするのだけど、この曲はみんなが離れていて、ゲームの中でつながっているよという歌なので、エイプリルフールの企画ならではだし、少し新鮮な気持ちで聴ける、ほっこりする曲になっていた。

No.196「かさねおり」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
Diva(水瀬いのり・茅野愛衣・早見沙織)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • “衣・食・住”の“住”の部分を担ってもらったこのグループ曲は、どうしても外せない要素として、そのグループ名でもある『Diva』という部分を意識しました。 ストリングス&ピアノアレンジをメインにした特徴を『Diva』とし、2番からはリズムがハッキリと主張してくることで、これまでのごちうさ感も感じていただけるような演出ができたと考えています。 “住を創る”を単純変換すると大工さんみたいになってしまうので(笑)ここが一番難しかったのですが“居場所や空間を創る”というような変換で歌詞を発注させていただきました。
    当時、完成した歌詞を見て、これは辻純更さん(作詞)にしか書けなかったと感じたのをハッキリと覚えています。 「銀の風」「金の日差し」「よく知っている空気」「居場所(読み:セカイ)」など、随所に細かな温かみのある歌詞が作られている点で、これは『銀のスプーン』を作詞していただいたからこその表現力に繋がったのかなと感じたからです。
    歌詞に合わせた歌い分けや、特に大サビに向けたライン3声を順番にかさねていく部分など、細かな音の強弱にこだわったアレンジなどにも是非注目して聴いていただけたら嬉しいです。
  • ●ライター塚越氏
  • Diva♪はチノとモカと青山ブルーマウンテンによるユニット。3人の歌姫の歌声が一緒に聴けるというだけで、『ごちうさ』、ありがとう!と言いたくなる。曲のテーマは“住”となるのだが、少し俯瞰で、自分たちが住む街のことを歌っているのがとても感動的だし、本当に素敵な歌詞だと思う。
    美しい旋律、美しい歌詞、美しい歌声が聴ける曲が、エイプリルフールの企画から生まれたキャラソンだというのだから、よく分からなくなる。実際、アニメ映画のエンディングに流れててもおかしくない曲だと思う。

No.195「ショコらびゅサバイバル♪」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
Mistral(種田梨沙・徳井青空・村川梨衣)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • 基本的な方向性としては『ギミ×デミぱーりないっ♪』の時と変わらぬコンセプトです。 ただ、元々のBGMとして制作していた時のテーマとしては、どこまでゴシック感を出しながら、あくまでアイドル風であるコンセプトを保てるかがキーポイントでした。 この3人が揃うと、かわいらしさとは別にカッコよさも必然的に出てきてしまいます。 そこで、曲はわりと本気でゴシックロックを意識し、でもLowをゴリゴリに出した感じにはせずに、歌詞とのギャップを演出することが出来ればと考えながら制作を進めました。
    『ギミ×デミぱーりないっ♪』の時に“企画はあの時点で考えていた”と書きましたが、実はもう一つの秘話として、歌詞はこちらの曲を先に作っていたんです。ですので、エイプリルフールアルバムの企画が無ければ、そのまま『しんがーそんぐぱやぽやメロディー』のカップリング曲になっていたかもしれなかったというお話を残しておきます(笑)
    歌詞とのギャップとメロやオケとがマッチし、3人の絶妙な歌い方が聴きどころという曲に仕上がりました。色々な裏話的な意味も含めて、是非聴き比べていただければ嬉しいです!
  • ●ライター塚越氏
  • メタルユニット・Mistralが再び降臨! 作家陣も「ギミ×デミぱーりないっ♪」と変わらず、作詞がSoflan Daichiさん、作編曲が酒井陽一さんだ。リゼとマヤのかっこいい2人に混ざって、なぜかロックを歌うメグ、というバランスが面白い。ヘヴィなサウンドをバックに、ひたすらお菓子作りをしている歌詞のギャップが相変わらず素晴らしいのだが、〈メーデー! 急げ! メレンゲ!〉は、名フレーズ過ぎるでしょう。それと今回は何より、ギターソロがカッコ良かった。
    この3人のお菓子作りがどうなったのかは、曲を聴いてください。

No.194「らびっとビビっとShow Time*」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
Happine(佐倉綾音・佐藤聡美・内田真礼)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • 『Daydream☆SHOW』の企画で使用されていたBGMをそのまま担当作家にそれぞれ広げていただきました。(他のグループも同様)
    当時からシンセメロを入れておいたのは、BGMとしてだけでなく、実際の曲として存在しているかのように楽しんでいただくことにこだわっていたからです。 なので、今回そのまま歌詞が付くことで「こういう歌だったのか!」という懐かしさと驚きが感じやすく、曲としての浸透性も早いと考えていました。 『ギミ×デミぱーりないっ♪』の時にも書いているのですが、歌詞の共通点として“衣・食・住を創る”をテーマにしているのですが、その中でも“衣”となるのがこの曲です。
    衣装を作る曲で考えていましたが、情報もほとんど無い所からの歌詞制作となるので、やはりここは、高瀬愛虹さん(作詞)しかいない!と依頼をしてから自信満々で待っていたのですが、見た瞬間に「さすがですね……」としか言いようのない歌詞が上がってきました。 何ともわちゃわちゃしていて楽しげなだけでなく、細かな飾り付けの名前があったかと思えば「アップリケ」などの温かみのある言葉もあり、サウンドも含めて全てがちょうど良い抜け感が魅力的な1曲です。
  • ●ライター塚越氏
  • 2018年のエイプリルフール企画『Daydream☆SHOW』に登場したグループ、Happineは、ココア、千夜、シャロによるユニット。つまりは同級生トリオだ。Mistralの「ギミ×デミぱーりないっ♪」のレビューで、『Daydream☆SHOW』に登場した3ユニットは、それぞれ“衣・食・住”をコンセプトにしていると明かされたが、Happineは、オシャレをすると気分が上がると、“衣”をテーマにした歌を歌っている。曲調はキラキラした王道アイドルソングで、3人のかわいい歌声だけではなく、Dメロではきれいで伸びやかな歌声も楽しめる。。

No.193「MIRACLE CHRONICLE♪」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
CHIMAME CHRONICLE(水瀬いのり・徳井青空・村川梨衣)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • 当時のBGM『CHIMAME CHRONICLE』を担当していた、井内舞子さん(作・編曲)に依頼した際に、BGMとしてだけの成立を重視して作っていたので、メロディを単純に乗せるのは厳しいと言われたことを良く覚えています。 私も同意見ではあったのですが、この曲だけはどうしても元曲の世界観を残したかったので、可能な限りモチーフやテーマだけは残しておきつつ、このゲームが実際にあるとしたら“主題歌+ボス戦”で使用したくなるメインテーマとして発注しました。
    Soflan Daichiさん(作詞)の歌詞がまた秀逸で、本当にメロと語呂のハマリや、リズム感が心地よいんです。『ギミ×デミぱーりないっ♪』の歌詞を書いていただいた時から、本作の歌詞はメインで書いていただこうと決めていたのですが、エイプリルフールでの世界観を重視しながら音楽の楽しい部分を引き出し、同時にキャラクター感もきちんと取り入れつつ表現してくださっています。
    個人的にはRPGやアクションゲームが好きなので、こういう曲はテンションが上がりますし、作りながら「早くアニメ化orゲーム化してくれないかな。」と本気で思っていました(笑)
  • ●ライター塚越氏
  • 2017年のエイプリルフール企画『チマメクロニクル』。この年くらいになると、公式のあまりの気合いの入りっぷりに、ファンが若干引くという現象が起こっていた(笑)。イラストを描き下ろし、BGMも作り、台詞も録り、最終的に壁紙をプレゼントしてくれるのだからうれしい企画だ。メグの「叩き潰しちまうぞー」というレアなボイスが聞けたのもとても良かった。
    作曲が「とある魔術の禁書目録」シリーズなどで知られる井内舞子さんであることにも驚いたが、イントロから、ファンタジーゲームのサントラのような壮大な世界観でさらに驚いた。3人がマイペースのずんずん突き進んでいる感じや、結局敵も倒せずにレベルが上がらない平和な感じが『ごちうさ』らしくて良い。ミュージカルのように、1曲の中でいろいろな表情を見せてくれるが、歌唱のチームワークが最高で、さすがチマメ隊と思ってしまった。

No.192「幻のルビーラビット事件」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか?? Selection of April Fools' Day
魔法少女チノ×怪盗ラパン(水瀬いのり・内田真礼)

2020年4月22日(水)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • 本アルバムの表題曲ポジションを担う楽曲であり、これぞエイプリルフールといった超フィクション楽曲を意識して制作しました。 歌詞の内容は聴いていただいた通りですし、曲の雰囲気もまさに“魔法少女×怪盗”にするために、かわいらしさとドタバタストーリー展開のミュージカル調にしていただきました。
    一般的にはエイプリルフールは“嘘をついても良い日”のように感じられていますが、裏を返せば“想像のさらに上の想像”をして良いとも取れると考えていたんです。 なので、私が感じていたのは“幻”や“空想”がメインだったので“幻の”という部分にすごくテーマが添えられていて、1曲目として収録させていただくに相応しいタイトルを付けていただいたなと感じていました。
    おすすめポイントは、Dメロから落ちサビのニュアンス重視で収録していただいた部分です。先にレコーディングを終えていたのは内田真礼さんなのですが、その時にこれ以上ないぐらいのテイクに一発で心を奪われていたので、最後のオチ部分としてのチノの「知らない方がいいですよ」にはこだわり、水瀬いのりさんに多大なご協力をいただいた想い出が印象深いです。
  • ●ライター塚越氏
  • 2015年4月1日にアニメ公式ページに爆誕した魔法少女チノ、そして、2016年4月1日には、怪盗ラパンがページを乗っ取った。
    『ごちうさ』エイプリルフール企画でお馴染みの人気キャラクターが、まさかのコラボ。ちなみに、魔法少女チノとしては、2015夏コミのアイテムで販売され、のちにアルバム『cup of chino』のボーナストラックに収録された「魔法少女チノ」というとびきりかわいい曲があるので、これが2曲目になる。
    ミュージカル調の曲で、歌詞は、盗まれたルビーラビットを奪い返して持ち主に返し、街の平和を守ったぞ! というお話なのだが、歌の途中で焙煎されてしまった親分が気になって仕方がない……。焙煎しちゃった魔法少女チノが〈知らない方がいいですよ〉と言うところも怪しげでかわいい。そして全体的に、怪盗ラパンがそんなに役に立たず、魔法少女チノが活躍する感じも、シャロとチノっぽい。

No.191「銀のスプーン」

【収録 CD】ご注文はうさぎですか??~Sing For You~
サキ(水樹奈々)、チノ(水瀬いのり)

2019年9月26日(木)発売
楽曲解説
  • ●音楽プロデューサー藤平氏
  • この曲については多くを語らせていただける場が欲しいぐらいですが、一番はファンの皆さんにとっても作品にとっても“大切な1曲になること”を最重要視し制作に臨みました。
    香風家としての関係性もそうですが、何より意識したのは“チノに対する愛情”でした。発注時点で、ここだけは本当に迷わなかった部分であり、多くの曲の中でも一番歌詞のイメージを大事にすることにこだわって制作しました。 これまでも多くのキャラソンで描いてきてくれた、辻純更さん(作詞)だからこそのストーリー性とメッセージ性を兼ね備えた歌詞になると信じて発注もしましたし、何度も細かなニュアンスまで修正を重ねて完成に向けて動きました。 また、やはり川田瑠夏さん(作・編曲)だからこそできた劇伴や作品の雰囲気に寄せるアレンジに仕上がったことがこの曲の重要なファクターになっていると考えています。
    歌の入りや歌の終わりまで、特別なOVAだからこそのED感を演出する意味でも【オリジナル・本編用・チノと一緒に】の3パターンで全てアレンジや編集の仕方を変えるために試行錯誤があったのはまた別の機会にお話しできたら嬉しいです。
    『~Sing For You~』をご覧の皆さんだけでなく、ごちうさという歴史の中でも特別で大切な曲に感じていただけたのなら、制作担当として冥利に尽きます。
  • ●ライター塚越氏
  • チノの母であるサキが歌っている「銀のスプーン」。写真に写っていた派手なステージ衣装のサキがかなりハジけていたので、どんな人だったんだろうと思ったが、この歌詞が母目線だったので、とても温かくやさしいお母さんだったんだろうなと感じた。川田瑠夏さんによる美しい旋律とやさしい歌詞、そしてサキの歌声が合わさり、涙なしには聴けない1曲。本編のエンディングでは、サキとチノが一緒に歌う「銀のスプーン ~Blend of Memory~」が使用されていて、こちらもいろいろな想いがこみ上げてきて、グッと来てしまう。
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